首のズレと手のシビレ
頚椎のズレで、神経が圧迫されてるとの診断で来院される方がいます。
たいてい、左右どちらかの、手や腕にしびれ・マヒがあります。
立つ事によって、歪みが首や、頭部でバランスをとると、
首のズレにつながりやすいようです。
特に、首と、腰は肋骨による支えが無い分、
一個だけで飛び出しやすく、
ヘルニア・滑り症が多いのではないかと思います。
また、肋骨による支えがない分、サイドを筋肉ががっちり支えています。
その為、筋肉疲労も多く感じる箇所と言えます。
下半身からの影響で、首がズレてる場合と、
頭部の歪みから、首に負担が来ている場合とがあります。
(当然、両者混合もあります。)
60代女性、過去スキー歴があり、
現在は週末ごとにゴルフを楽しまれています。
数年前から、右腕が痺れ始め、
どんどんひどくなってきているものの、
整形では首のズレと診断されたが、改善方法が分からず、来院。
活発な方で、打撲歴も多く、あらゆる可能性があると思い、
全身じっくりみさせて頂きました。
骨盤に大きな歪みが見られるものの、
仰向けでも、うつ伏せでも、頭部が右にズレたままでした。
頭頂部に、転倒時のものなのか、明らかな歪みがありました。
まずは頭頂部の調整。
頭部の右流れは、やや小さくなりましたが、まだ中心にはきません。
その後、仙骨の調整で、初回終了。
特に変化なくお帰りになられたのですが、
その晩から、右腕がなんとなく気にならなくなり、
症状は一気に半減されました。
その後、3回程で、右腕の症状はなくなりました。
調整を始めてから、
ゴルフで一日歩いてても疲れにくくなった事に驚かれていました。
土台の下半身が整ってくると、上に乗っている背筋も伸びてきます。
頭部の右流れは、立位でまだ少しありますが、
仰向け・うつ伏せではなくなりました。
効果は個人差がありますが、形が整いきらなくても、
改善がみられるケースは多々あります。